『日本婦道記 障子』

日本婦道記 障子 山本周五郎

あらすじ

幕府に仕える兄・藤田東湖を支えるため、かの子は自らの幸せを後回しにしながら家計を支え、塾を開いて懸命に家を守っていた。そんな彼女の芯の強さに心惹かれた剣士・妃直二郎は、何度も求婚するが、かの子はそのたびに断り続ける。

しかし、求婚を断った翌日、かの子は障子の桟に貼られた紙を横一列すべて剥ぎ取る。その行動の意味を不思議に思った母・梅子は、娘の秘めた想いを察し、ある行動に出るのだった…。

かの子の決意と、彼女を想う人々の心の交錯が静かに描かれる、美しくも切ない物語。

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